海外旅行保険が本当に必要?海外旅行保険で重視するべき補償と金額を解説!

お役立ちコラム

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クレジットカードにはものによって海外旅行保険が付帯しています。
海外旅行保険は文字通り海外での不慮の事故や怪我などを補償してくれる保険ですが、本当に必要なのか疑っている人はいませんか?

もし、必要性を疑っているなら今回の記事は必読です。

なぜ海外旅行保険が必要なのか?何の補償がどのくらいあれば安心なのか?の紹介や、実際に海外ではどれくらい医療費がかかるのか?などを例に出しながら紹介しています。

読み終わる頃には海外旅行保険が付帯していることを感謝せずにはいられなくなりますよ。

海外ではトラブルの発生確率が高い

日本は世界の中でもトップクラスに治安のよい国です。逆に言えば、海外にいった際は日本より犯罪などのトラブルに巻き込まれる確率もグッとあがります。
勝手のわからない外国、しかも海外旅行で浮き足立っている、お金も持っていそうな日本人、となれば現地の悪い人たちからすれば悲しいかな、格好のターゲットと言えるでしょう。

犯罪以外にもテンションが上がってしまって自分のものや他人のものを壊して賠償責任を負う、思わぬ怪我をするといった可能性も高まります。
また海外では日本に比べ飛行機の遅延や荷物の紛失トラブルなども起こりやすくなります。

そもそも「海外は日本よりもトラブルに遭いやすい」と言うことを意識しておくべきでしょう。

上記のようなトラブルが万一起こってしまった場合、海外旅行保険がないと金銭的に大変なことになりかねないんじゃ。

クレジットカードの付帯保険、あるいは保険会社が直接販売している保険いずれでも構いませんが海外旅行の際は必ず旅行保険には加入しておきたいところです。

どれくらい、何の補償あれば安心?

旅行保険はどのくらいあれば安心なのでしょうか?
補償が手厚いに越したことはありませんが手厚い補償がある保険は当然保険料が高くなります。クレジットカードの付帯保険も、補償が充実しているカードほど年会費が高くなっていく傾向にあります。

海外旅行保険で最も重要、かつお世話になる機会が多いのは現地での医療費を補償してくれる「傷害・疾病治療費用」です。
また救助・捜索の際にかかった費用や、現地に駆けつけた家族の交通費を負担してくれる「救援者費用」の補償も合わせて考える方が良いでしょう。

じゃあ、傷害・疾病治療費用(と救援者費用)の補償額はいくらあればいいのんすかねー?

実際にかかった医療費をみてみよう

まず最悪のケースを想定してみましょう。
外務省のHPではアメリカ・ニューヨークで盲腸の手術を受け7万ドルが請求されたケース(手術後に腹膜炎を併発し8日間入院した)が紹介されています。
特に医療費の高いアメリカなどでは、このように1000万近くの医療費が発生してしまう場合もないとは言えません。

とは言え1000万円近くの請求というのはかなり不幸なケースです。
次に海外で手術を受けるかもしれない代表的な例として、盲腸の手術を受け入院した際の費用の目安をみてみましょう。

海外で盲腸手術を受け入信した場合の治療費目安

アメリカ(ホノルル) 3,000,000円
シンガポール 1,110,500円~1,676,600円
中国(北京) 77,800~1,556,000円
イギリス(ロンドン) 945,000円~1,350,000円
フランス(パリ) 1,089,200円
カナダ(バンクーバー) 812,500円
タイ(バンコク) 480,000円

出典:ジェイアイ傷害火災保険株式会社HP

一般的な盲腸の手術で2、3日の入院をした場合は最大300万円程度が目安のようです。

高額な医療費が発生する確率は?

ところでこれらの高額な医療費が発生するようなケースは実際どのくらいの確率で起こるものなのでしょうか?
ジェイアイ傷害火災保険が公表している「海外の医療情報・事故データ」を参考に検証してみます。

2017年度にジェイアイ傷害火災保険が契約した海外旅行保険の契約件数が120万件以上。そのうち治療費、救援者費用合わせて300万円以上の高額医療事故は68件発生しています。
これを割合にすると

300万円超の事故:68件÷総契約件数120万件=0.00567%(1万7000人に1人の割合)

となります。

さらに高額医療事故のうち約40%は65歳以上のシニア層で発生しています。

つまり64歳以下の若い世代では上記よりもさらに事故のリスクは低くなります。

治療費用は500万円を1つの目安に

以上を踏まえ、海外旅行保険は疾病・傷害治療費で300〜500万円、救援者費用で200〜300万円ほどの補償を用意しておくとかなり安心感があると言えるのではないでしょうか。

もちろん年齢や経済状況によって必要な保険金額は変わるので、上記の数字は1つの目安と受け止めてください。

まとめ

日本の治安の良さはトップレベル。旅行先の海外は不慣れな土地で、現地の悪い人からすると、旅行者は格好のターゲット。だから、犯罪に巻き込まれる可能性が上がること。

また海外でケガや病気をすると、日本の3割負担の治療費では考えられない額の請求をされる可能性があることもお分かりいただけたのではないでしょか?

そんな、まさかの事故や病気のを補償する海外旅行保険。この保険を選ぶときは、傷害・疾病治療費用を重点におくと役立つことがわかったかと思います。

この記事での知識を、海外旅行保険付きのクレジットカード選びや、海外旅行へ行く前の付帯保険の内容確認などにぜひご活用ください。

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