JCB法人カードは起業してすぐに作れる?利用限度額や発行枚数も徹底解説

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法人カードを申込みする場合は設立して3年以上の業歴が必要といわれています。
しかし、それは確実に審査を通過できる条件であって、3年未満の業歴でも審査を通過している法人は数多く存在します。
それではJCB法人カードでは業歴はどのように判断されるでしょうか?
今回はJCB法人カードで起業したての法人の審査が通過するかという点と、カード利用枠や追加カードの発行枚数についても詳しく解説しましょう。
JCB法人カードと起業年数
JCB法人カードの申込み対象は法人または個人事業主となっています。
法人の場合は法人代表者が連帯保証人となるのが原則となります。
個人カードでは審査のときに勤務年数は重要な審査項目となりますが、これは勤務年数が短いと収入が安定していないと判断されるからです。
しかし法人申込みの場合は法人の業歴が短くても代表者個人に信用力があれば審査を通過する可能性があります。
また、企業を立ち上げるだけでも資本金や創業資金を調達する必要があり、一定以上の信用がなければ企業を立ち上げることもできません。
その点から考えても個人カードに比べて業歴が短くても審査を通過する可能性は高いといえるでしょう。
実際JCB法人カードを起業間もない法人でも審査を通過したという例はあります。
個人事業主の場合は法人設立よりも簡単に起業ができ、資金もほとんど必要ありません。
しかし、開業以前のクレジット利用歴(クレジットヒストリー)が良好であれば、開業間もない場合でも審査を通過する可能性はあります。
JCB法人カードのカード利用枠
JCB法人カードのカード利用枠は以下のとおりです。
利用枠(限度額) | |
一般カード | 10万円~100万円 |
ゴールドカード | 50万円~250万円 |
プラチナカード | 150万円~ |
※複数のJCBカードも利用している場合は最も高額なカード利用枠が上限となる
一般カードの利用枠は最低で10万円からとなっていますが、個人カードの場合10万円のカード利用枠は主婦(主夫)や学生、パート・アルバイトに与えられる利用枠です。それを考えると起業したばかりの法人でも審査が通過しやすいということがわかります。
ゴールドカードの最低カード利用枠は50万円ですが、この利用枠は個人カードではある程度勤務年数がないと与えられない利用枠です。法人カードでも3年以上の業歴がなければ診査の通過が難しいという根拠にもなっています。
プラチナカードは最低利用枠だけが公表されていますが、起業の業歴や規模によって高額なカード利用枠も与えられる可能性があります。一般カードやゴールドカードとは別格の扱いになっているので、審査の難易度も高いことが推測できます。
社員カードの発行枚数と年会費
法人カードでは社員や役員に追加カードを発行して、経費管理を詳細に行えるというメリットがあります。
JCB法人カードでも、もちろん追加カードを発行できますが、1枚につき以下の年会費がかかります。
年会費(税込) | |
一般カード | 1,375円 |
ゴールドカード | 3,300円 |
プラチナカード | 6,600円 |
※一般カードとゴールドカードは、オンライン入会で初年度無料となるので、追加カード年会費も初年度無料
社員への追加カードの申込み条件は年齢が18歳以上というだけとなります。
発行枚数については特に制限はありませんが、カード総利用枠の範囲内での設定となるので、枚数が必然的に制限されます。
例えば、50万円の利用枠では本カードを含めて10万円のカードを5枚しか発行できません。
JCB法人カードの特徴
JCB法人カードではオンライン申込みに限り年会費が初年度無料になるという特徴があります。
一般的に初年度無料は一般カードだけに提供されるサービスですが、JCB法人カードではゴールドカードの年会費税込11,000円も無料になるのでお得です。
年会費は経費計上できるとはいえ、実質的に節税できるのは法人税率や所得税率分だけなので、20~30%の金額だけです。
JCB法人ゴールドカードでは追加の社員カードの年会費も初年度無料となるので、初年度の節税効果が高くなります。
また、社用車や営業車が多い企業ではETCカードの年会費が無料となるJCBカードはメリットが高いでしょう。さらに、JCB法人カード最大の特徴は国内ではトップレベルのステータスがあるという点です。
その特徴を活かすためにもJCB法人カードはゴールドカード以上のグレードを選択しましょう。
まとめ
JCB法人カードは一般カードであれば、起業したばかりの法人でも審査を通過する可能性が高いことがおわかりいただけたでしょうか。
しかし、JCB法人カードを活用するためにはよりステータスが高く、カード利用枠が大きいゴールドカード以上のグレードをおすすめします。
初めての利用は一般カードで構いませんが、事業規模の拡大とともに法人カードもアップグレードして活用しましょう。