ETC/JCB法人カードの基本スペック・メリット・特徴を徹底解説

用途別カード

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ETCカードは高速道路の利用が多い営業車を持つ法人にとっては、必要不可欠なカードです。ETC割引やETCマイレージの活用をすれば経費を大きく節約することができるからです。
そんな法人におすすめのクレジットカードがETC/JCB法人カードです。

今回はETC/JCB法人カードの基本スペックからメリットや特徴まで徹底的に解説しましょう。

ETC/JCB法人カードの基本スペック

ETC/JCB法人カードはJCB法人カードとETCカードが一体となったクレジットカードです。

基本スペックは以下のとおりです。

一般カード ゴールドカード
年会費
※オンライン入会でどちらも初年度無料
1,375円(税込) 11,000円(税込)
社員カード年会費
※オンライン入会でどちらも初年度無料
1,375円(税込) 3,300円(税込)
申込対象 法人または個人事業主
カード利用枠(限度額) 10万円~100万円 50万円~250万円
海外旅行傷害保険 最高1億円
国内旅行傷害保険 最高5,000万円
国内・海外航空機遅延保険 最高4万円
ショッピングカード保険 海外最高100万円 国内外最高500万円
ポイントプログラム Oki Dokiポイント

ETCカードが必要な法人や事業主は、国内での車移動が多いことから一般カードでは海外旅行傷害保険は付帯されていません。
しかし、カード利用枠が大きいほど追加カードの発行枚数も多くできるので、車両台数が多い企業はゴールドカードがおすすめです。

次にETC/JCB法人カードの審査難易度について解説しましょう。

ETC/JCB法人カードの審査難易度

ETC/JCB法人カードの基本スペックは、JCB法人カードとほとんど共通しています。違いはETCカードと一体型という点だけと言ってもいいでしょう。

一般カードはカード利用枠10万円から発行できるので、小規模な個人事業主でも十分に審査を通過するでしょう。法人は起業間もないという場合でも審査を通過する可能性は高いと推測できます。
しかし、ゴールドカードの場合は最低のカード利用枠でも50万円となっているので、設立間もない企業では審査の通過は難しくなります。少なくても3年以上の業歴が必要となるでしょう。

JCBは日本国内で高いステータスのある国際ブランドですが、そのステータスを活かすためにはゴールドカード以上の法人カードを保つ必要があります。十分な業歴のある企業はETC/JCB法人ゴールドカードに申込みましょう。

ETCカード一体型法人カードのメリット

ETC/JCB法人カード最大の特徴はETCと一体型となっている点です。
一体型となっているメリットとしては、ETCカードを追加カードとして発行する場合に比べて枚数が少なくなるので管理が楽になるという点です。

法人カードは社員に追加カードが発行でき部署単位で経費の管理ができるメリットがあります。車両台数が多い法人の場合、追加カードにつき1枚のETCカードを発行すると、ETCカードを含めると2倍のカード枚数となります。

基本的に法人カードの利用は、所属長が管理して必要な場合だけ社員に利用させるのが一般的です。そのため枚数が少ないほど法人カードの管理は楽になります。

ETCカードの枚数が多い法人は、ETC/JCB法人カードに切り替えると法人カードの管理もスムーズになります。

ETCカード利用の注意点

ETCカードは車両に設置した車載器に挿入して利用します。
ETCカードを挿入した車載器があれば、高速道路の料金所はノンストップで通過でき、料金の精算も自動で行われます。
しかしETCカードを車載器に入れたまま放置しておくと、ETCカードが盗まれるリスクが高くなります。

ETCカードだけの盗難であれば高速道路の料金以外に使いみちがないので、被害はそれほど大きくなりません。
ただし、一体型の法人カードの場合、クレジット機能付きのカードが盗まれることになるので、ネットショップなどを利用すれば簡単に悪用されてしまいます。
これを防止するためには、使用後は車載器から取り出して保管するというルールを徹底する必要があります。

ETC一体型カードだけでなくETCカード単体でも同じ管理をする必要がありますが、特に一体型カードは盗難された場合、被害のリスクが高いので気をつけましょう。
また、盗難や紛失した場合も一体型カードの場合は、再発行までの間は複数の機能が利用できなくなるというデメリットがあります。
つまりETCカードだけを紛失して再発行依頼しても本カードの利用はできますが、一体型の場合は本カードも同時に紛失しているので、どちらも利用することができなくなります。
こうした点も考慮して一体型カードの管理はしっかり行いましょう。

まとめ

ETC/JCB法人カードは車両台数が多く高速道路をよく利用する法人にはおすすめの一体型カードです。
特に発行枚数が多くなるほど管理面で楽になります。
紛失や盗難した場合のリスクは高くなりますが、通常通りの管理をしていればカード盗難保険が適用になるので被害金額を負担することはありません。

ETC/JCB法人カードの特にゴールドカードはステータスも高く、実用性にも優れているおすすめの法人カードです。

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