「リスティング広告」運用にかかる費用と最適な予算の算出方法!
「リスティング広告を始めたいけど、費用っていくらから始めればいいのだろう?」「予算はどれくらい用意しておけばいいのだろう?」
おそらくリスティング広告を始めるにあたって、このような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな気になるリスティング広告の運用にかかる費用と、最適な予算の算出方法について解説していきたいと思います!
そもそもリスティング広告とは
リスティング広告とは、主にGoogleやYahoo!の検索連動型広告のこと言います。検索キーワードを入力した際にページの上部や下部に出てくる広告としての検索結果がリスティング広告です。
Googleでは、Googleアドワーズ。Yahoo!では、Yahoo!プロモーション広告のスポンサードサーチと言われています。
ユーザーは、検索したキーワードに関する情報を欲しています。リスティング広告はキーワード単位で広告出稿ができるため、検索キーワードに含まれるユーザーの興味・関心にターゲティングすることができる、非常に効率のいい顧客獲得方法だと言えます。
リスティング広告の料金システムについて
クリック課金制
リスティング広告は、広告表示ではなくクリックされてはじめて料金が発生することから、「PPC広告(Pay Per Click)」とも呼ばれています。
クリックされた時に発生する広告の料金(クリック料金)は、広告主自身が自由に設定した入札価格と広告の品質をもとに決定されます。この【クリック料金×クリック回数】が、実際に課金される広告料金です。
広告料金の設定は入札形式
広告料金の設定は、入札形式で行われます。
広告を表示させる為には、最低入札価格(1円~9999円/キーワードや広告の品質、入札者数などによって変動)以上での入札が必要になります。一般的には検索数の多いキーワードほど、最低入札価格も高くなる傾向があります。
広告掲載順位は「入札価格」×「広告品質」で決まる
1つのキーワードに複数の入札があった場合、「入札価格」×「広告の品質(クリック率など)」によって導き出される「広告ランク」というものによって広告の掲載順位が決まります。
掲載順位が高いものから順に上位表示されます。
リスティング広告にかかる費用
リスティング広告の最大の特徴は、「クリック課金型」と言って、「クリックした際に費用がかかる」という課金方法を採用していることです。
一般的には、検索をしてくるユーザーはその商品やサービスに興味がある人なので、見込み客にのみターゲットを絞り、御社のサイトに訪れた時=クリックした時にのみ課金される仕組みになっているので、広告が表示されただけでは費用は全くかかりません。
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クリック数×クリック単価=広告費
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また、クリックされた時に掛かる1クリック辺りの金額(クリック単価)もキーワード毎に広告主自らが決める事が可能です。
なので自分の予算に合わせた単価で、運用を開始することが可能です。
広告費予算の算出方法
リスティング広告の予算の算出方法はいくつかありますが、今回はその中から非常に有効な2つを紹介します。
目標CPA(獲得単価)から算出する方法
1つ商品を売る為に掛けても良い広告費(=CPA)と売上の目標が決まれっていれば、最低限必要な広告費の算出が可能になります。
CPAの求め方は販売している商品の売上額から原価や人件費を引き、確保しなければいけない利益を差し引く事で算出が可能です。
このCPAを超えると赤字になり、下回れば利益が出ていると言う事になります。
売上単価:8,000円 | ||
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原価や人件費など:4,000円 | 確保する利益:2,000円 | 残り:2,000円(目標CPA) |
出稿キーワードからの算出
目標CPAがまだ決まって無く、実際にリスティング広告を運用しながら目標CPAを決めていく場合もあります。
その場合例えば、グーグルの「キーワードプランナー」というツールを使う事で、出稿予定のキーワーを掲載する場合、いくら費用がかかってくるのかがを把握する事ができます。
ツールを使えば、実際にどのキーワードでどれぐらいの費用が発生するかを知る事が出来ますので、出稿する予定のキーワードをツールに入れて広告費を見る事が出来ます。
また、出稿前にツールで想定の広告費を確認する事で、想定以上に費用を使ってしまう事を避ける事も出来ます。
ツールを使う際のポイントとして、入札単価(クリック単価)を自由に設定出来る為実際に広告を出稿する際に、いくらで出稿出来るかを考えて出来る限り現実的な数字で算出する事が重要となってきます。
目標CPAが決まっていれば、
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CPC(クリック単価)=CPA(獲得単価)×CVR(獲得率)
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で算出できますが、CPAを決める事が出来なければ仮の数字として、
CVR=1%、CPA=商品単価(7,000円)
として入札可能なCPCを計算してみてください。
今回の場合、CPC=7,000円×1%ですので70円が実際に入札する際の上限CPCと言えるので、
70円をツールに入れれば用意したキーワードでいくら費用が掛かるかがわかるので是非活用してみて下さい。
まとめ
今回はリスティング広告の運用にかかる費用と広告費の予算算出方法について解説しました。
リスティング広告の魅力は、広告主自身が自由に広告費を設定できるという事です。
広告費をいくらにでも設定出来るからと言って低く設定しすぎると効果が出なくなりますので
目標CPAの設定やツールを上手く駆使して費用を決定する事が重要です。
今回紹介した方法を使って是非広告を出稿する際に役立ててみて下さい。