【YDN】ノンターゲティングって?3つの活用方法と共に紹介!
今回は使い方次第で成果が大きく変わる、「ノンターゲティング」について紹介していきたいと思います。一般的にノンターゲティングは、費用対効果が悪くなる傾向にあります。
しかし、特定の場合と配信後のデータの活用によってはノンターゲティングによるメリットが活きてきます。
今回はその場面とデータの活用方法を紹介していきます。
ぜひ参考にして、活用してみてください!
ノンターゲティングとは
ノンターゲティングとは、一切のターゲティングを行わずに広告を配信することです。
同じ意味で、ブロード配信とも呼ばれています。
「サーチターゲティング」や「サイトカテゴリ」「リターゲティング」その他にも性別・年齢・地域等でのターゲティングなど様々なターゲティングがありますが、
あえて何もターゲティングを行わずに広告を配信します。
つまり、「ターゲティングしないターゲティング」といえます。
ノンターゲティングする目的は?
ノンターゲティングとは、つまり「とりあえず広告を出す」配信方法です。
「そんな適当っぽい配信なんて広告費の無駄遣いじゃないの?」
一理あります。ユーザーを指定しない、という事は街中の張り紙広告のようなものです。
確かに、ターゲティングするのがめんどくさい!が理由なら広告費の無駄になってしまいますが、目的や条件があればそうではありません。
ノンターゲティングはこんな時に有効です。
・サイトに訪れたユーザーのデータを蓄積したい
・サービスの認知度を高めたい
・見込み客のターゲット層が広い案件の場合
ではこれらを1つずつ説明していきたいと思います。
サイトに訪れたユーザーのデータを蓄積したい
ノンターゲティング配信は、入札を低く設定しても多くのインプレッションとクリックを集めることができます。
誰でもいいのでとりあえず一旦流入させて、サイト内での行動によってターゲティングリスト(公式サイトをクリックしたユーザーなど)を適切に作成すれば、興味のある見込み客リストを作成することが可能です。
その後、リターゲティングでこのリストを有効に活用、適切な単価を降ってあげれば、売り上げ向上に繋がる可能性が高くなります。
入札単価が高いビッグワードの集客でこのようなリストを作成しようとすれば、最初の流入にかかるコストが高額になり、そもそも費用対効果が見合いません。
その点で、最初の流入コストが1クリック数円と格安で済むノンターゲティング配信が有効なのです。
サービスの認知度を高めたい
ディスプレイ広告は、そもそも潜在層(自分の課題を認識できていない人たち)へのアプローチがメインとなります。
悩みや願望はあるが、商品やサービスにはまだ辿りついていない準顕在層・今後、悩みや願望を持ち、商品やサービスを必要とする可能性のある潜在層へアプローチすることが大事です。
そのため、様々なターゲティングを行い準顕在層や潜在層へ広告配信をしていきますが、
新しい商品やサービスではそれらの層が明確に分からない場合もありますね。
また分かっていてもそれらの層に訴求するためのターゲティングが難しい場合もあります。
そんな時にノンターゲティングを使ってみるといいでしょう。
見込み客のターゲット層が広い案件の場合
ターゲットが広い案件では、ノンターゲティング配信で低CPCでクリック数を集める施策が有効なケースがあります。
例えば「労働問題」の案件だとします。この場合のターゲット層は極端に言えば「働いている方全員」ですよね。この人たちが「サービス残業」「パワハラ」など労働環境に不満を持っている場合、ふと目に入ったノンターゲティング広告から、成果に繋がる可能性があります。
この場合、他の広告主と差をつけるには「クリエイティブ」と「LP」でいかに勝つか、に左右されます。いくらインプレッションが出ようとも、クリックされない・読まれないページだと意味がありませんよね。
逆に言えば、ノンターゲティングでこの2つの要素が噛み合っていれば、
「好調」の1つの指標となるので注力しがいがありますね。
フリークエンシーキャップを活用しよう
ノンターゲティング配信を行う際、フリークエンシーキャップの設定が重要になります。
フリークエンシーキャップとは「ディスプレイネットワークで同一ユーザーに広告が表示される回数を制限する機能」です。
この配信方法は、他のターゲティングと比べて低CPCでインプレッションがかなり出るため同じユーザーに対して何度も広告を見せてしまいます。
この状態で配信を続けるとパフォーマンスが悪くなる傾向があります。また、有力なデータを得るという観点からも良くないですよね。
設定の目安としては広告グループ単位で5回~10回/日あたりで様子をみてみると良いかと思います。
フリークエンシーキャップを設定することで、1ユーザーに広告を見せる回数を制限することで上記の問題を解決することができます。
まとめ
今回は、ノンターゲティングの配信方法についてご紹介しました。
安価で多くの人を集めたい場合、ノンターゲィング配信は有効です。
ターゲティングをあえて行わないノンターゲティングですが、今回紹介した目的を持って使うことで、
その後の運用に活用できます。ぜひ参考にして運用に活用してください!