【YDN】初心者必見!プレイスメントターゲティングの基礎知識をまとめてみた
今回は、YDNのターゲティングの一つである「プレイスメント」について基礎知識をまとめてみたいと思います。
うまく活用すれば、広告費削減や獲得比率のUPに繋がる大事な部分ですので、しっかり理解して取り組んでいきましょう!
プレイスメントターゲットとは?
プレイスメントターゲティングとは、広告を出したいウェブサイトを指定して配信ができるターゲティング機能です。
引用:Yahoo!プロモーション公式
そのほか、狙った広告枠へ広告配信するだけでなく、特定の広告枠へ広告を表示させない除外設定も行うことが可能です。
広告を配信したいウェブページを「URL単位」で指定することができ、様々な配信指定を行うことができます。
ちなみに、Googleアドワーズでは「プレースメント」で、Yahoo!ディスプレイアドネットワークでは「プレイスメント」と表記に微妙な違いがあるので、覚えておきましょう。
プレイスメントターゲティングを使うメリット
ここまで、プレイスメントターゲティングを活用することで、広告を配信先をピンポイントに狙うことができると書いてきました。
このターゲティングを使うメリットとしては、冒頭で記述したように
「広告費削減」と「獲得比率UP」といった2つのメリットがあります。
広告費を抑えながら、効率よく獲得できるなんて願ったり叶ったりですよね。それではこの2つを説明していきたいと思います。
広告費削減
YDNは、たくさんの配信先があります。そのため配信先の制御をかけないと、成約が見込めないサイトに配信されてしまっている可能性が高いです。
例えばYDNの配信先にクックパッドがあります。
クックパッドを見ているユーザーは、何をしていると思いますか?
推測ではありますが、今夜の夕飯を決めるためにレシピを見ていたり、買い物前に材料のことを参考に見ているユーザーが多いと考えられますね。
そこに対して、FXの広告を出した場合、広告がクリックされたとしても、記事LPを読み、成約までされるかと考えると、正直難しいかなって印象ですよね。
このような見込みの低い配信先を制御することによって、扱う商材とマッチした配信先に絞っていくことが、広告費削減につながります。
もちろん案件の種類や時間帯とかによっては、 成約されるかもしれないのでデータを確認してから 、除外設定してあげるのが一番確実になります。
獲得比率UP
広告配信をしながら、プレイスメントの整理をしていくと必ず
1,「調子よく成約が取れる配信先」
2,「制約は取れるけど、採算性が悪い配信先」
3,「制約が取れない&採算性が悪い配信先」
の3つに分かれるかと思います。
まず、3の場合は問答無用で除外配信に設定すれば無駄コストが削減できます。
1と2の場合は、少し工夫すれば無駄なく活用することができます。
良い配信先は「一軍」微妙な配信先は「二軍」としてまとめたプレイスメントリストを作って、配信しましょう。
この2つの入札単価差を付ければ、良いユーザーが集まったサイトに強くアプローチし、微妙なユーザーへの配信を弱める事が出来ます。
このように、配信先で入札単価も変動して広告を出せば、
購入意欲のあまりないユーザーからのムダクリックを抑えれる
購入意欲の高いに強くアプローチする事が可能になる
という2つの利点が得られます。
うまく使うことが出来れば、CPAの改善に繋がるので是非活用してみてください。
プレイスメントの作成方法
YDNでプレイスメントターゲティングを行うには、まずは「プレイスメントリスト」の作成が必要になります。
プレイスメントターゲティングの設定の流れは以下になります。
1.「YDN」タブから「ツール」の中にある「プレイスメントリスト管理」を選択してプレイスメントリスト管理画面を開きます。
2.プレイスメントリストの管理画面に変わったら、「+プレイスメントリストの作成」へと進み、「新規作成」を選択します。
プレイスメントリスト作成画面に変わったら、次にプレイスメントリストの登録に進みます。ここで、広告の配信対象(または配信対象外)とするURLを「プレイスメントリスト」として登録していきます。
3.「候補を検索して選択」と「手動で入力」の2つがあります。
「候補を検索して選択」から登録する場合は、カテゴリーの一覧から候補となりそうなカテゴリーを選択して配信先を選択するか、もしくはURLで検索をかけて配信先を選択します。
「手動で入力」する場合は、直接URLを入力して登録することで、候補のURLには表示されないURLを登録できます。
登録する際は、「http://」「https://」を抜いた状態で貼り付けて登録していきます。
※プレイスメントリストは、後でリストの追加・削除が可能です。
プレイスメントリストの作成が完了したら、広告グループにプレイスメントターゲティングの設定をおこないます。
広告配信レポートの確認方法
1,「YDN」タブから「レポート」タブを選択すると「パフォーマンスレポート」タブに移るので、そのまま「新規レポートを作成」ボタンを選択。
2.次にレポートの種類の中から「広告配信レポート」を選択して、コンバージョンを含めた必要項目を選択してレポートを作成します。
レポートの作成が完了したら「広告配信レポート」の完成です。
作成したレポートから、効果がありそうな配信先と、効果が悪い除外配信の候補をピックアップして、どんどん配信先の整理をつけていきましょう。
プレイスメントの注意点
YDNを運用するにあたって、ほとんどの人がYahooを配信先に設定すると思います。その際気をつけなければいけないのが、「シーズンによって急激に動きだす配信先がある」と言うものです。
例えば、ワールドカップの時期になると、Yahooのスポーツカテゴリの配信量がかなり増える傾向があります。
ここを見に来ているユーザー達は、試合結果を知りたいだけの人がほとんどで、成約見込みはかなり低いです。ですのでオリンピックなど大きなイベント事が行われる際は、プレイスメントレポートを要チェックです。
このような人気のない配信先は、他の広告主も除外設定に入れちゃうため、人気がありません。
そのため、気づいたらうちの広告がクリックされやすい場所に多く出ていた!なんてこともあります。そんな時は、はやめにこのプレイスメントターゲティングを設定して、メンテナンスをしてあげてくださいね。
まとめ
YDNのメンテナンスとして、
このプレイスメントターゲティングも重要になり、無駄な配信先にグダグダ掲載していても 広告費が垂れ流しになっていくだけになります。
広告配信を初めて間もない間は、こまめにチェックして、除外配信を決めたりしていきましょう。
一旦整理がつくとそこまで頻繁に変えることはないので、最初が肝心です。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。