【YDN】初心者必見!リターゲティングの仕組みと基礎知識を解説! | アントプロダクション株式会社

【YDN】初心者必見!リターゲティングの仕組みと基礎知識を解説!

今回はYDNターゲティングの機能一つである「サイトリターゲティング」の仕組みと基礎知識を書いていきます!
ディスプレイ広告の中ではコンバージョン率が高く、とても効果的な広告配信機能ですのでしっかり理解して運用に活用してください。

サイトリターゲティングとは?

サイトリターゲティングとは一度サイトに訪問したユーザーを追跡して広告を表示する手法です。

WEBサイトに訪問するユーザーに印を付けることができるCookie(クッキー)と呼ばれるデータを元に追跡しています。

商品を買いたい時、ページに飛んだものの「やっぱり後にしよう」「今月は財布が厳しいから来月にしよう」と後回しにした経験はありませんか?このように「検討期間」がある商材でサイトリターゲティングによる追跡型の広告が効果を発揮されます。

しかも、「追いかける期間」「指定した行動をしたユーザーだけを追いかける」などの細かい設定が可能で、とても奥深い広告です。

一度サイトを訪れたことがあるということは、「見込み顧客である確率が高い」と考えられるため、より高いコンバージョン率が見込めます。他商品と比較して検討、レビューや評判を探す、その時は時間が無いから後回しなど理由は様々ですが、その場では成約しないことが多いのです。

参照:Yahoo!マーケティングソリューション

サイトリターゲティングの始め方

サイトリターゲティングを利用する際には、事前にサイトリターゲティング用タグを自社サイトのページに設置しておく必要があります。
サイトリターゲティング用タグを設置することで、タグを設置したページを訪問したユーザーの閲覧履歴をYahooのサーバー上に蓄積し、訪問履歴のあるユーザーに対して広告を表示します。

タグの発行と設置方法は、以下の通りです。

1,「ツール」をクリック後、「ターゲットリスト」管理を選択

2, 利用規約が出てくるので、内容を一読の上「同意する」にチェックを入れて次へ進む

3, 「タグを表示」をクリックし、「タグコード」を表示

4, タグを全てコピーし、自社サイトのページに貼り付けます。貼り付ける際はの直前に貼り付けると良いようです。
参照:YDNのサイトリターゲティングの概要と効果の出る設定方法

ターゲットリストについて

タグコードによって収集したユーザーたちをリスト化したものをターゲットリストと呼びます。

サイトターゲティングを選択した広告グループに、デフォルトリストや作成したターゲットリストを設定することで、ターゲットリストに含まれるユーザーに広告を配信したり、配信対象外にしたりできます。
ターゲットリストを追加する際、「デフォルトリスト」「条件で設定」「組み合わせで設定」「選択したターゲットリストを基に類似を作成」の4つが選べます。

デフォルトリスト

デフォルトリストは、サイトリターゲティング用タグを発行すると自動的に作成され、サイトリターゲティング用タグを設置したサイトを訪れたすべてのユーザーのリストです。

例えば商品購入後のThanksページにタグを設置し、このデフォルトリスト配信対象外に設定すればコンバージョンしたユーザーに対して広告配信を止める事が出来ます。

条件で設定

条件を指定して、広告を配信する対象のユーザーをまとめたリストです。何も条件を設定しないと、タグが貼ってある全ページで訪問ユーザーを集めます。条件には、サイトのURLや参照元URLを指定できます。

URL
例えば複数のページにタグを設置していて、”https://herisson.design/” というページを訪れたユーザーだけリスト化して広告配信したい場合、URL欄には”https://herisson.design/”と記入し、条件は「と等しい」を選択しましょう。

それだけでなく、”https://herisson.design/”とか”https://herisson.design/2/”など下層ページからもユーザーを収集したいのであれば、URL欄には”https://herisson.design/”と記入し条件は「で始まる」を選択すれば、まとまったユーザーリストを簡単に作れます。
サイト構造やURLに合わせて、最適なものを作ってみましょう。

参照元URL
そのページを訪れる、流入元となったページやサイトを指定する設定方法です。

他サイト、自サイト関係なく設定することができるので、コンバージョン率が高い流入元だけのターゲットリストを作ってみたり、様々な応用した使い方ができます。
例えば、”www.google.co.jp/search”や”search.yahoo.co.jp”といったURLを指定することで、自然検索から流入してきた人だけをリストに集める事ができます。

組み合わせで設定

既に作成済みの複数のリストを組み合わせて、新しいリストを作ることが出来ます。
ターゲットリストは、条件を組み合わせることで様々なターゲットリストを作ることができます。

いずれかのターゲットリストに一致(OR)
選択したリストに該当する全てのユーザーで、新しいリストを作ります。

それぞれのターゲットリストに一致(AND)

選択したリストのどちらにも該当するユーザーだけで、新しいリストを作ります。
AとBの両方に訪れたユーザーだけが対象となり、より興味関心が強いと思われるユーザーを集めることができます。

 

除外(選択したターゲットリスト以外に一致)

選択したリストに該当するユーザーを除外します。
参照:ターゲットリストの組み合わせを使って、独自のターゲットリストを作成

選択したターゲティングリストを基に類似を作成設定

選択したターゲットリストの興味関心や行動履歴を解析し、そのユーザーに似ている人をリスト化したものです。

これはYahooが機械的に集めたユーザーのリストなので、ターゲティングはかなり広めの配信になります。新しいユーザーを拾えるメリットがありますが、精度も確かなものではなく意図しないユーザーを拾ってくる場合があります

また類似ユーザーの中には、元となったリストのユーザーも含まれている場合があります。既に接触出来ている既存ユーザーは組み合わせを使って除外するなどの対処が必要です。

期間分け配信

リストを作成する際に、サイト訪問後何日間広告を追跡するかを決める事ができます。

例えば、「あのカバンを買いたい」という気持ちになったとき、一番購入意欲が高いのは当日のはずです。

そこから日数が経てば経つほど意欲はなくなっていく傾向があります。ですので、リストを7日、30日で分けて作成し、
入札単価差を付ければ、よりユーザーが欲しい時に強くアプローチし、薄れつつある時間経過と共に広告表示を弱める事が出来ます。

このように、日数経過と共に入札単価も変動して減らしていければ、

購入意欲のあまりなく、時間が経ちすぎたユーザーからのムダクリックを抑えれる
購入意欲の高い時間経過の浅いユーザーには強くアプローチする事が可能になる

という2つの利点が得られます。

まとめ

サイトリターゲィテングはアイデア次第でどんな組み合わせも可能な魅力のある配信設定です。

自分だけのリストを作って、他には真似出来ない独自の配信が出来るようになれば、他社競合に勝つきっかけになるかもしれません。

しっかり理解を深めて最適なリストを作ってみましょう!

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