売れるランディングページのファーストビューとは?絶対抑えるべき3つの基本構成
ランディングページの顔ともいえるファーストビューですが、具体的にどう作っていいか分からないという人も多いのではないでしょうか
そんな方のために、ファーストビュー制作で最低限抑えておくべき3つの基本構成を詳しく解説していきます。
ファーストビューはランディングページにおいて最も重要!
ファーストビューとは、ユーザーがランディングページを訪れた際にスクロールせずに表示される最初の画面のことです。
ランディングページの良し悪しはこのファーストビューにかかっていると言い切れるほど重要です。
ファーストビューの訴求がユーザーのニーズに合っていないと、後に続くコンテンツは見られることなく直帰されます。
せっかくページを作って、広告費も出して集客したのに、コンテンツを見られず直帰されては全てが水の泡。
逆にファーストビューの訴求がユーザーのニーズと合っていれば、後に続くコンテンツのスクロール率や離脱率が大きく変わります。
ファーストビューを見ただけでコンバージョンするユーザーも多いため、コンバージョン率にも大きく影響します。
ファーストビュー制作の3つの基本構成
ランディングページのファーストビューを構成している要素は主に以下の3点です。
・キャッチコピー(メインテキスト、サブテキスト)
・イメージ画像などのビジュアル要素
・コンバージョンポイント
それぞれの要素毎に、重要なポイントを見ていきましょう
キャッチコピーはベネフィットを意識する
ファーストビューにはできれば沢山の情報を入れたくなりますが、情報を詰め込みすぎると一番訴求したい内容が埋もれて、結局何が言いたいのか分かりにくくなります。
そのため、キャッチコピーは以下の2点に絞るのが基本です。
・メインテキスト(最も訴求したい内容)
・サブテキスト(メインテキストを補足するような内容や、メインテキストの次に訴求したい内容)
基本的に広告で集客する場合は、キーワードやユーザーのニーズや悩みに答えるメッセージが、直感的に伝わるかが重要です。
また、訴求内容は商品メリットではなく、ベネフィットを伝えるようにしましょう。
ベネフィットとは、お客さんが商品から得られるメリットのことで例えば以下のような表現になります。
商品メリット:業界最大級のパワーがあります!
ベネフィット:力いらずで簡単に穴をあけることができます。
ベネフィットはユーザーが実際に商品を使っているシーン描写がしやすくなるので、商品メリットを伝えるよりも購入意欲を刺激することができます。
ベネフィットについて詳しくはこちら↓
コンバージョン率を上げるベネフィットの効果的な書き方
ビジュアル要素は訴求内容と合わせる
いくら魅力的なキャッチコピーがあったとしても、文字訴求は読み飛ばされる場合も多々あります。
ビジュアル要素は、訴求したいイメージを視覚的に訴えユーザーの注意を引き付ける重要な要素です。
そのため、キャッチコピーの訴求を視覚的に表現するような画像を使用しましょう。
例えば、訴求内容に合わせたビジュアル要素は以下のようなものがあります。
参考サイト:中古車買取りBigWave
キャッチコピー:あなたのそのクルマはもっともっと高く売れる!!
ビジュアル要素:笑顔で呼びかけている人物画像が、呼びかけ系のキャッチコピーと訴求内容があっている
参考サイト:ビオレ冷シート
キャッチコピー:ふいた瞬間肌温度-3℃
ビジュアル要素:実際に商品を使っている人物の写真と、背景の氷写真によって、ビジュアル要素を見るだけで、何の商品なのか?使ったら冷えるというイメージが伝わります。
人が使われることが多いのは何で?
ファーストビューで使われるビジュアル要素は主に以下のようなものがあります。
・高画質の商品イメージ写真
・商品やサービスの訴求にあっている写真やイラスト
・人物写真
このうち、人物写真は多くのファーストビューで使われていますが、それは「人物の写真は無意識に注目される」という特徴があるためです。
人は一般的に、人物(特に顔)に注目する習性があるため、ファーストビューに人物写真があるとそこに目がいきます。
そのため、「この人自分の状況に似ている」「訴求内容と人物がピッタリあっている」と感じた場合、自然と訴求内容に対して親近感が生まれシーン描写がしやすくなります。
また、人物写真の目線の先を自然と注目してしまう習性もあるため、目線の先に最も強調したい箇所(キャッチコピーやコンバージョンポイント)を設置すると視線の誘導にも有効です。
コンバージョンポイントは最も目立たせる
「すぐ購入したい」という購入意欲の高いユーザーを逃さないために、以下の点に注意してコンバージョンポイントを設置しましょう。
コンバージョンポイントはファーストビュー内に入れる
ファーストビューにコンバージョンポイントがないと、「すぐ購入したい」という購入意欲の高いユーザーを逃してします可能性があります。
そのため、以下のデバイス毎のファーストビュー範囲内にコンバージョンポイントを設置しましょう。
スマホファーストビュー範囲の高さは、460pxが基本
※ユーザーの所有デバイスのシェア率より設定。この範囲に収まっていれば大体のユーザーに対応できます。
また、設置する場所は導線を意識することも重要です。
ランディングページでのユーザーの視線は主に、左から読み始めます。
そのため、右側にコンバージョンポイントを設置すると、見逃されたり他の要素に埋もれてしまう可能性が高くなります。
左、もしくは下部に設置するのがベターです。
目立たせる
ファーストビューはキャッチコピーやビジュアル要素など複数の要素があるので、自然と情報量も多くなります。
情報量が多くなると、目立たせたい部分が目立ちにくくなるので、情報の優先順位が必要になります。
ランディングページにおいて最も大事なのはコンバージョンのため、コンバージョンポイントを最も目立たせましょう。
具体的には、以下のような方法で目立たせることが出来ます。
・フラットデザインではなく、立体的にする
・他の要素と余白を多くとる
1つに絞る
コンバージョンポイントは多ければ多いほどいい訳ではありません。
複数あるとユーザーは迷う場合があるので、基本的に1つにしましょう。
ただ、場合によっては異なる複数のコンバージョンポイントが必要なケースもあります。
その場合は、最も強調させたいコンバージョンポイントを目立たせて強弱をつけましょう。
押される文言にする
コンバージョンポイントの文言は、ユーザーの行動を喚起する重要な要素です。
同じ、コンバージョンを訴求する文言でも言い方が違うだけで、コンバージョン率は大きく変動する可能性が高いです。
具体的には、先ほど説明しましたベネフィットを感じる文言や、より具体的な文言でユーザーがシーン描写しやすい文言が理想です。
例えば、脱毛ユーザーへの訴求の場合、以下の2つならどちらの方が押したくなりますか?
・【初回無料】1ヶ月でスベスベ肌を手に入れる!
後者の方が、脱毛したいという行動を喚起できる訴求になっていると思います。
「限定〇名様」「今だけ〇%オフ」など限定感やユーザーを煽る文言も場合によっては効果的です。
購入へのハードルを下げる言葉をお申込みボタンの近くに入れる
購入へのハードルは下がれば下がるほどユーザーの購入リスクは少なくなるので、コンバージョン率は高くなりやすいです。
無料のコンバージョンポイントには無料ということを明示することで、ユーザーは安心してボタンを押すことが出来ます。
まとめ
ファーストビューは、どのユーザーも絶対に見るランディングページにおいて最も重要な箇所です。
今回ご紹介しました「キャッチコピー・ビジュアル要素・コンバージョンポイント」の要点に分けて、最も訴求したい内容が伝わるデザインになっているか見返してみましょう。