GoogleAdsの歩み

2018年6月27日Googleに、約18年間使用してきたAdWordsの名称を「Google Ads」に変更することを発表しました。今回は、Google Adwordsの広告ビジネスの発展の歴史をあらためて振り返ってみたいと思います。

たった10数年で世界のトップブランドまで成長したGoogle

1996年に、米国カルフォルニア州スタンフォード大学で出会った2人の大学院生によって生まれた検索サービス「Google」。2011年3月に、英国の企業ブランド価値を評価するBrand Financeが発表した「世界のブランドTop 500」でNo.1の評価を獲得するなど、たった10数年という短い期間で世界のトップブランドとなりました。

Googleのサービスは、Webサイトの検索にはじまり、画像、ニュース、マップ、そして動画など、その対象を次々と拡大しています。
2001年に初上陸した日本においても、使いやすさや検索結果の精度などのサービスが認められ、すぐに日本人の日常生活に溶け込みました。

Google Adwordsとは?

GoogleAdwordsとは、 Googleが提供しているクリック課金の広告サービスです。

参照:Search Engine Market Share

米国のインターネット調査会社ComScoreが作成した、世界の検索エンジンシェアのグラフによると、Googleのシェア率は66%と圧倒的な割合を占めています。
この大きな比率の中で、GoogleAdwordsがGoogleの売り上げの80%以上と、年間に何百億ドルものお金が広告収入から出ています。

では、そうしたGoogleの広告ビジネスは、どのように発展してきたのだろうか? その経緯を振り返ってみます。

GoogleAdwords発展の経緯

Google Adwordsのこれまでの流れをざっくりまとめると、以下のようになります。

2000年10月23日
Google AdWordsが英国で開始されました。(このサービスの前から、「プレミアム・スポンサーシップ広告」というものが存在していたらしいですが、公式の発表がないまま2003年に終了したそうです。)
設立当初は、最初は350人の広告主が募ったようです。現在では法人、個人など様々な広告主が100万人以上存在しています。

ちなみに、世界で初めてAdWords広告を出稿したのは、米国東海岸のロブスター通販業者でした。
広告がどのように利用されるか模索しながらのスタートだったそうですが、Googleが広告募集のリンクを掲載してからわずか数分後に、このロブスター通販業者が出稿してきたそうな。

2002年2月
「クリック課金」での、オークション形式が始まります。オークション制となっている為、よりお金を多く積んだ入札に競り勝った広告主の広告が上位となりました。
そのため、札束を積んだものが勝つ!それだけのシンプルな構造でした。

2003年5月
Google AdSenseが立ち上げられ、ユーザーは自分のウェブサイトにターゲットを絞ったAdWords広告を表示することが出来るようになります。

2005年6月
サイトターゲットが導入され、特定のキーワードをターゲットにするのではなく「一度サイトに訪れた人」などを追跡し、再度広告を配信することができるようになりました。
これによって、よりCV見込みの高い客層を狙うことが可能となりました。

2005年8月
CTRなどで変動する「品質スコア」が登場します。これによりお金を積めば上位掲載される状態がなくなり、「広告の質」と「サイト」の関連性を求められる時代に移り変わります。

2005年11月
Googleアナリティクスが開始され、広告主はリアルタイムでアカウントの変動を確認できるようになりました。

2006年1月
AdWords Editorのベータ版をリリース。これはアカウント管理アプリケーションで、アカウントの変更を一括で変更できるようになりました。

2006年3月
「ローカル検索広告」が開始されます。ユーザーが地域に関連する検索クエリで検索した場合に、Google マップなどに表示される広告で、住所や電話番号も表示されます。
つまり、「住所付きの広告」のようなものでした。

2007年4月
GoogleがDoubleClickを買収します。DoubleClickとは、独自の広告配信ツールを保持していた会社です。買収したことにより、Googleは検索エンジン最適化や成功報酬型広告向けの配信ツールを手に入れました。Googleはディスプレイ広告の技術を持っていなかったので、ダブルクリックの広告配信技術を手に入れたことにより、成長市場に参入しました。

2008年1月
サイトリンクが登場。Google Sitelinks(グーグル サイトリンク)とは、検索結果の下に表示されるサイト内の別ページへのリンクのリストのことです。

2011年3月
Dynamic Search Adsが登場しました。これは、指定したURL(ページ)から自動的に関連性の高いキーワードが選定され、広告を表示することが出来る機能です。この特性から、様々な商品・サービスを取り扱うサイト・商品の在庫変動の激しいサイトなどで活用されるようになりました。

2013年2月
GoogleAdWordsの歴史の中で、史上最大の変更と言われた「エンハンストキャンペーンへの移行」が始まります。これは「異なるデバイス(PC/タブレット/スマートフォン)の入札単価や広告を 1 つのキャンペーン内で管理できるように設計された、新しいキャンペーン」でした。管理の複雑なデバイスをまとめ、従来よりもキャンペーン数を少なくすることができ、柔軟な運用が可能となりました。

2015年9月
「オーディエンスターゲティング」が開始されます。YDNで言うところの「インタレスカテゴリ」と同じで、提供している商品やサービスに関心があるユーザーを狙って広告を表示できるようになりました。

2016年2月
検索結果ページの右側のサイドバーから広告が削除され、モバイル向けのアプローチに移り変わっていきます。変更後は4つの広告が検索結果の上に表示され、3つの広告が下に表示されるようになりました。

2016年12月
キャンペーンレベルでオーディエンスリストが調節できるようになり、入札単価調整が変更しやすくなりました。

2017年4月
「スマートディスプレイキャンペーン」の提供が開始。広告作成・入札単価・ターゲティングの自動化が可能になりました。今後のディスプレイ広告の方向性を示す、重要なアップデートだと言えます。

2017年5月
「検索広告向け類似ユーザー機能」が提供開始。検索広告向け類似ユーザー機能を利用し、リマーケティングリスト内のユーザーと共通した特徴を持つ、サイトにまだ訪れていないユーザーにも広告を表示できるようになりました。

2018年6月27日
そして、約18年間使用してきたAdWordsの名称を「Google Ads」に変更するとともに、DoubleClick関連製品の名称を「Google Marketing Platform」に統合することを発表しました。

GoogleAdwordsの歩み

このように、ほぼ毎年のペースで何かしらのアップデートや、新機能が追加されていました。いずれも情報の流通を活性化させ、それと同時に広告流通を活性化させるという目的で進んできたことがわかります。
また、AI技術の発展によるバナーの自動作成が可能になったという事例もあります。そのため、様々な「自動化」のシステムに移り変わって行くことも十分に考えられますね。

まとめ

今回はGoogleアドワーズについて、18年間の歴史をまとめてみました。
この歴史を見ると、今後も更にサービスの多様化が進むでしょう。しかし、「情報の流通を活性化させ、それと同時に広告流通を活性化させる」という目的は今後も、昔も変わることはないと考えられます
また、近年のスマホユーザー増加に伴い、よりスマートフォンに特化した動きが見られるかもしれません。このような情報を常にチェックして、移り変わりの早い広告業界に遅れを取らないように気をつけましょう!

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